採卵

体外受精を行うときには、初めに卵子を体外に取り出す必要があります。この取り出す工程を採卵と言います。

採卵が行われはじめた頃には、腹腔鏡下で行われていました。普通の手術と比べて傷は小さなものですが、負担は大きいことがネックになっていたそうです。しかし近年では経腟プローブという超音波検査が可能になり、外来でも比較的楽に採卵が可能になりました。とは言え手術には変わりがなく、麻酔などを使用するためにリスクがあることも事実です。

採卵は、採卵針を刺して吸引することで卵子を回収します。電動式に吸い上げるタイプもあれば、手動で引くタイプもあります。

電動式は扱いやすい一方、応用がきかないために手動式を使うということもあるそうです。

針の太さに関しても、さまざまです。針が細ければ当然体への負担は小さくなりますが、針が細いために卵子を変形させてしまう場合もあるそうです。あくまで病院の方針で決められます。

採卵をするときに大切なのは、タイミングと卵子の回収状態です。卵子は時期によって成熟度が変わっています。そのため、20ミリ程度になった時点、もしくは女性ホルモンの値を確認しながら良いタイミングで採卵を行います。多くの場合、卵巣刺激を行い、複数個の卵子を育てているそうです。

次に大切なのは、卵子の回収状態です。当然ながら、良い質であり、多くの数の卵子を採卵できた方が、受精の可能性は高くなります。卵子の状態が良くとも、壊してしまっては意味がありません。作業は、慎重に行います。

採卵時には、可能であれば両方の卵巣から採卵を行うそうです。体に針を刺して採卵しているため、場合によっては出血や感染症などが発生します。採卵を行う前後に、抗生物質を飲むなどして予防を行います。

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